反復学習の必要性

反復学習の必要性

 

前回の記事で、英語の理解度を感覚的に確認するためには、

反応速度が大事とお伝えしました。

 

例えば単語であれば、

その単語を見たときにすぐに意味が分かるか?ということです。

 

Apple → りんご

 

この反応速度の感覚です。

 

この領域に行くためには、反復学習が大切ですが、

なぜなのか?それは、

 

人は忘れる生き物だからです。

 

「…え?」

 

という感じですよね。

 

エビングハウス忘却曲線というのはご存じでしょうか?

これはドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが人間の記憶を数値化して、

記憶の保持率を示した曲線です。

 

この忘却曲線を踏まえてお伝えしますと、

人は1日経つと4分の3は忘れているということが言われています。

※あくまで何の意味もない単語を記憶した場合の実験ですので一概には言えません。

 

つまり、一生懸命に単語を覚えようと奮闘しても、

1日経ったらほぼ忘れています。

それぐらい人は忘れる生き物なんですね。

 

それを防ぐために反復学習をするのですが、

最適な復習するタイミングがあると言われています。

 

初回学習後、1日以内に1回、1週間以内に1回、1ヶ月以内に1回

 

上記の通りに反復すると記憶の定着に繋がるそうです。

 

もちろん個人差はあると思いますが、

せっかく勉強したことは忘れたくありませんよね。

必ず反復することを常に意識して学習しましょう。

 

ただ、上記に示した期間内にやらなければ絶対にダメではありません。

あくまで理想です。

 

ポイントとしては、最初はすぐに復習しないとすぐに忘れてしまうけど、

徐々に忘れなくなっていくのが脳の機能なんだということを意識しておくことです。

このことを考えながら学習していくだけでも全然違うはずです。

 

それに、反復すればするほどに、スピードも上がっていきますから、

エネルギーも少なくて済みます。

そして、最終的に長期記憶になりますので、反復しなくても忘れなくなり、

その結果、反応速度が速くなることに繋がるわけです。

 

この「長期記憶」もポイントです。

記憶には短期記憶と長期記憶があります。

最初は短期記憶として扱われますが、反復を繰り返すことで長期記憶になります。

 

次回、長期記憶についてもう少し記事にしていきます!